
製造中止から30年以上たっても海底に残る有害物質の存在で、この話題を追う友人や同僚と見たい文脈が少し見えてきます。

30年以上前に製造中止の有害物質が深海を汚染 記事の流れと主な事実
2026年5月、南アメリカ沿岸のアタカマ海溝で、1970–80年代に世界中で製造が禁止された有害化学物質・PCB(ポリ塩化ビフェニル)が深海堆積物から検出されたことが報告されました。研究チームは2018年に水深2,500mから8,000mの5地点で堆積物コアを採取し、Nature Communicationsに掲載された論文で、すべてのサンプルからPCBを確認したと発表しました。PCBは電化製品や建材に使われていた物質で、健康への悪影響が明らかになり、長期間分解されない性質があるため、環境規制の対象となりました。
主な事実
- 2026年5月、アタカマ海溝の水深2,500m~8,000mの堆積物からPCBが検出された
- PCBは1970–80年代に世界中で製造禁止となったが、分解されずに環境に残留している
- 研究チームは5地点の堆積物コアすべてでPCBを確認し、Nature Communicationsに発表
- 南デンマーク大学のロニー・N・グールド氏は「こんな場所で汚染物質が見つかるとは誰も思わなかった」とコメント
- 今後の研究では、深海生物がPCBを取り込むか、微生物による分解メカニズムを調査予定
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