ウニのトゲの拡大図と、内部の多孔質構造を示す模式図。水流が穴のサイズ変化により電気を生み出す様子が描かれている。
ウニのトゲの拡大図と、内部の多孔質構造を示す模式図。水流が穴のサイズ変化により電気を生み出す様子が描かれている。

ウニのトゲが水の動きを電気に変える仕組みがわかりました。この発見に興味を持つ研究仲間や学生にそっと共有してもよさそうです。

ウニのトゲが水の流れを感知? 記事の流れと主な事実

ウニは目も鼻も持たない生物ですが、周囲の水流を敏感に感知する能力があります。研究チームはその仕組みが「トゲ」にあるのではないかと仮説を立て、実験を行いました。生きたウニと死んだウニのトゲに水を触れさせたところ、どちらもわずかな電気信号を発生させたことから、神経ではなく物理構造そのものがセンサーとして機能していると結論づけました。

主な事実

  • ウニのトゲは水滴の付着から1秒以内に約10度回転することが観察された
  • トゲの先端に海水が触れると最大約116mVの電位差が生じることが確認された
  • トゲ内部の「ステレオム」と呼ばれる多孔質構造が水流による電気生成を可能にしている
  • 3Dプリントで作られた人工トゲも同様に電気を生成し、滑らかな構造のものより出力が3倍高かった

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